2017年7月27日木曜日

2017上半期ベストアルバム



お久しぶりです、スガコーです。

調遅ればせながら、FUNTIMES vol.20ありがとうございました!
koba9の投稿にもありましたが、ゲストのタイラさんはもちろん県外からもたくさんの方に来ていただき、4周年に花を添える事ができました。
DJイベントで4年もやってるなんて凄い!とよく言われますが、本人たちは全然自覚無いです笑
確かに傍から見ると、4年ってイベントとしては中堅くらいですもんね。

今後はまたお呼ばれイベントが諸々ありそうで、FUNTIMES本編はもう少し先になりそう。5年目もマイペースにやっていきます。

もう7月も後半ですが、個人的な上半期ベストをご紹介。

The xx / I See You
まずは期待を裏切らなかった一枚。
1曲目"Dangerous"イントロのホーン一音で、xxが別のモードに入ったとすぐに分かります。
音数少なく、メランコリックでゆらゆらと揺れるようなかつてのxxから、クラブのビートを取り入れたより逞しいサウンドへの変化。
年末のブログでも触れましたが、Jamie xxのソロ作の影響が強いと思います。実際xxのライヴのセットリストにJamieのソロ作も入っていますし。ああ、ライヴ見たい、、





Father John Misty / Pure Comedy
叙情的で人間臭い一枚。
Fleet Foxesというバンドにドラムとして在籍していたのですが、まさかこんな美声を持っていたとは当時思いもしませんでした。
MVにも表れているように、今の社会の現状を笑い飛ばすように風刺して、それを「純粋な喜劇」と呼ぶ哀愁と皮肉もたっぷりな作品です。

FKJ / French Kiwi Juice
ミニマルメロウを地で行くような作品。
1人で7つの楽器を操るという非常に器用な方で、フレンチ・エレクトロと言われてますが、ヒップホップやR&B等も幅広く取り入れていて、音楽性も多彩。
日本のミニマルメロウの雄D.A.N.が好きな方にも、サンプリングポップの要素もあるのでAvalanchesが好きな方にもおススメ。


Dirty Projectors / Dirty Projectors
リード曲"Cool Your Heart"でこんな音の足し引きができるのか!とひたすらに驚いた一作。
めっちゃ実験的でありながら、しっかりポップ。
最終曲はプロコル・ハルムすら思い起こさせるオルガンが美しい曲。
この作品が作られた背景は、、知らぬが仏かもしれません笑
https://youtu.be/rUplxePolH4


シャムキャッツ / Friends Again
素朴だけどずっと聞いていられそうな、生活に寄り添う音楽。
たからじまの頃の彼らがPavementなら、今作はTeenage FanclubやBelle & Sebastian、邦楽ならサニーデイサービス等が近いと思います。
"Travel Agency”はくるりの名曲"ハイウェイ"を想起させました。曲調もそうですが、旅について歌った曲という点も共通しています。
"ハイウェイ"はオザケンの"ぼくらが旅に出る理由"のアンサーソングと思ってるので、"Travel Agency"も含めて「旅三部作」と勝手に呼んでます。


Yogee New Waves / WAVES
"World Is Mine"の「終わり無き夜には価値は無い」というフレーズが印象的。
確かに夜に終わりがあるから、ピークタイムの盛り上がりや夜明けのけだるさがありますからね。
The Clashみたいなレゲエビートから始まる"Like Sixteen Candles"、ディスコビートに乗せて「ロックンロールファンタジックショー!」と高らかに歌う"Fantasic Show"にも明らかなように、世間のシティポップ系というイメージに抗うようロック色を強めたアルバムとなっています。
癒し系というイメージに抗い、オルタナロック色を強めたスピッツの隼のヨギー版といえる作品です。



今後期待のリリースはThe Horrors。2ndが大好きで、以降ちょっと落ち着いちゃったかなという印象でしたが、新作のリードトラックが1stの毒々しさを取り戻した感じ。
キャリアを総括した傑作になるか、悪趣味の駄作に終わるか不安と期待が混じっています。

なお、今年もFUJI ROCKに参加します。
土日の参加につきThe xx、Father John Misty、Gorillaz辺りは見れません、、
ですが!二年越しのThe Avalanchesを筆頭に楽しみは尽きません。
こちらでまたレポートしますのでお楽しみに!